ご家族様とともに歩む時間 ― 大迎で紡がれた心温まるエピソード ―
― 大迎で最期までお過ごしいただいた方の、心温まるエピソードをご紹介します ―
今回ご紹介するのは、「ご家族と最期の時間を一緒に過ごしたい」という思いでご入所された方です。
入所当初は、病院で“お楽しみ程度”にお食事を召し上がれる状態でした。時々熱が出ることもありましたが、お好きなものを少しずつ食べながら点滴を続け、次第にお元気を取り戻されていきました。
そしてなんと、日帰りではありますがご自宅へ帰ることもできたのです!
その際には、ご家族と一緒にテニスまで楽しまれたそうで、私たち職員もそのお話を聞いて本当に驚き、そして嬉しくなりました。
お婿様を息子様のようにかわいがられたというエピソードからも、お元気だった頃の温かいお人柄が伝わってきます。
最期の時は、ご家族の皆様に見守られながら穏やかに過ごされました。
人生の集大成である「最期のとき」を、どのようにお過ごしいただくのが最善なのか――
その答えはお一人おひとり異なります。
私たち職員も日々、「これでよかったのだろうか」「もっとできることがあったのでは」と自問しながら、真摯に向き合っています。
そのような中で、ご家族様から心温まるお言葉をいただき、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
これからも、ご利用者様にとって「居心地のよい場所」「最期まで過ごしたいと思っていただける場所」であり続けられるよう、職員一同努めてまいります。
この度は、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。




