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日本の介護は明治5年

 私は介護事業者としては後発で新参者ですから、この世界に早く慣れたいと思い、進んで職員ともミーティングをしたり、業界セミナーにもよく行きます。私はひとたび、この事業に進出したからには世間の人たちから、あてにしてもらえる事業者になりたいと思っています。それには、ある程度の規模で運営できないと果せないと思っています。

  私の直近の目標は施設、住居系で入居者500人、通所、訪問系で500人としています。ところが、これがなかなか難しいものとなっています。事業のベースになる主なものは資金と人材であるとされますが、資金的には自前の物件よりも賃貸の物件に頼ることになり、「高齢者のための施設、住居をつくって貸してください」と新聞に広告を出しています。人材についても求人広告で募っています。
  私の介護理念の達成、事業の安定、お客様からの満足感、信頼感の確保、職員の資質や技術の成長、向上、などを考えた場合、今の私としては、やはりある程度の「拡張主義」はとらざるを得ません。私1人の能力や時間は限られています。当然、幹部的な職員からの協力、助言を求めることになります。ところが、私の「熱意」はあまり職員には伝わらないようです。そこで私は、職員を鼓舞するか揶揄するかとして次のようなことを言ってしまいます。
「小学3年生の子供のことを考えてみなさい。遊びたい盛りの小学3年生に翌年もう一度3年生でいてもよいと言ったら、どんなに喜ぶことか。どんなにもう1年同じことをしていられれば勉強が楽なことか。でもやっとの思いで3年生の勉強を覚えたら、翌年にはもっと難しい4年生の勉強をしなければならないのだ。小学3年生でもやっていることを、大人の我々がしないわけにはいかないだろう。ましてや、事業に従事している身なのだから」

  また私は、介護予防、筋力トレーニングなどのことにしても、なにも高額な機器を購入しなければならないものではなく、だれしもが体験の中から思いつく、ごく原理的な機器が考案されてしかるべきはずだと考えて、職員全員にアイデアを募っています。でも、ただ募集したとしても、インパクトが弱いと考え、次のような文句を付け加えています。「考案品については、法人で費用を負担して考案者の名義で特許を取ってあげます。宣伝もします。但し利益は折半にしましょう」今のところ、但し以下の文言がいけないのか、ひとつのアイデアも出ていません。
  ともかく、私が職員に言いたいのは、わが国に介護保険は始まったばかりで、介護事業は広く、深く国民の生活の中に浸透し、発展していくものだから、今のままでよいと満足して、思考や精進をストップさせてはいけない。だれでもが自分がかかわっている事業を向上させる意欲を持って参画すれば、現在、経営側であろうと労務側にいようと、自分がしたことは個人の事蹟として評価されて残り、豊かな社会の形成に寄与することができたとして、生きて(働いて)きたことに充足感を得て、自分が省みて癒される日々を持つことができるであろうということです。

  ところで、明治5年のGNP(GDP)はどのくらいであって、現在のそれは何倍になっているのでしょう。明治5年の民生(民主的な暮らしぶり)から見て、その時点を生きた人たちからしたら、今日の発展成長は想像もできないものであったでしょう。
 介護保険が始まって5年です。だから私は限りない希望を込めて、日本の介護は明治5年と言っています。



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